ブックタイトルカテーテル関連尿路感染の予防のためのCDCガイドライン 2009|株式会社メディコン
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カテーテル関連尿路感染の予防のためのCDCガイドライン 2009|株式会社メディコン
表 2.?A. 尿道留置カテーテルの適切な使用例 1-4患者に急性の尿閉または膀胱出口部閉塞がある ?重篤な患者の尿量の正確な測定が必要である ?特定の外科手技のための周術期使用 ?? 泌尿生殖器の周辺構造で泌尿器科手術または他の手術を受ける患者 ?? 長時間の手術が予測される患者 ( このために挿入されるカテーテルは麻酔後回復室 (PACU:post-anesthesiacare unit) で抜去する )?? 術中に大量の点滴または利尿剤が投与されることが予測される患者 ?? 尿量の術中モニタリングが必要な患者 ?尿失禁患者の仙椎部または会陰部にある開放創の治癒を促すため ?患者を長期に固定する必要がある ( 例 : 胸椎または腰椎が潜在的に不安定、骨盤骨折のような多発外傷 )?必要に応じて終末期ケアの快適さを改善するため ?B. 尿道留置カテーテルの不適切な使用例 ?尿失禁のある患者または居住者の看護ケアの代わりとしての使用 ?患者が自発排尿をできるときに、培養その他の診断検査のために採尿する手段としての使用 ?適切な適応が認められない場合の術後長期間の使用 ( 例 : 尿道または周辺構造の修復、硬膜外麻酔の作用遷延など )?注 : これらの適応は主に専門家のコンセンサスに基づく。?日本語訳B. 適宜、特定の患者で尿道留置カテーテル法の代替法を検討する。1. 尿閉または膀胱出口部閉塞のない協力的な男性患者では、尿道留置カテーテルの代替法として体外式カテーテルの使用を検討する。⇒ II(Q2A)2. 脊髄損傷患者では、間欠導尿法などの長期留置カテーテルの代替法を検討する。⇒ II(Q1A)3. 排尿機能障害の患者では、間欠導尿法は尿道留置カテーテルや恥骨上カテーテルよりも望ましい。⇒ II(Q2A)4. 尿路機能低下の危険性を低減するために、髄膜脊髄瘤 ( 訳者註 : 脊柱の欠損部から脊髄とその膜が突出すること ) および神経因性膀胱の小児患者では間欠導尿法を検討する。⇒ II(Q1A)5. 膀胱出口部閉塞のある特定の患者において、留置カテーテルの代替として尿道ステントを用いることの有益性については、追加研究が必要である。⇒勧告なし /未解決問題 (Q1A)6. 短期または長期カテーテル留置を必要とする特定の患者における、尿道留置カテーテルの代替としての恥骨上カテーテルの危険性と有益性について、特にカテーテル挿入またはカテーテル部位に関連した合併症については、追加研究が必要である。⇒勧告なし / 未解決問題 (Q2A)14< 日本語訳 > Ⅱ. 勧告の概要