ブックタイトルカテーテル関連尿路感染の予防のためのCDCガイドライン 2009|株式会社メディコン
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カテーテル関連尿路感染の予防のためのCDCガイドライン 2009|株式会社メディコン
Ⅳ. 追加研究に関する勧告文献レビューを行った結果、CAUTI 予防戦略を扱っている研究の多くが、特定の介入の有益性に関して確たる結論を引き出せるだけの水準に達していなかったことが明らかになった。CAUTI 予防についての今後の研究では次の点が求められる。1) 一次分析研究 ( 系統的レビュー、メタ分析、介入研究、観察研究 [コホート研究、症例対照研究、分析的断面調査 ]) であること2) 臨床関連アウトカム( 例 :SUTI、CAUTI 続発性血流感染症 ) を評価すること3) 必要に応じて、多変量解析を使って交絡因子に関し調整すること4)CAUTI 危険性がある患者集団によってアウトカムを層別化すること5) 差異を検出できるだけの統計的検出力を確実にすること以下に追加研究の勧告をまとめておく。1. カテーテル材料a. 抗菌薬および消毒薬含浸カテーテルi. SUTI その他の臨床的に重要なアウトカムの危険性減少に対するカテーテルの効果ii. 有益性を最も受ける可能性のある患者集団iii. 尿病原体における抗菌薬耐性の発生率iv. CAUTI の病因における細菌性バイオフィルムの役割b. 標準カテーテルi. CAUTI その他の尿道合併症の危険性を低減するための最適材料日本語訳2. 尿道カテーテルの適正使用a. 尿失禁患者i. 体外式カテーテルの定期的な使用 ( 例 : 夜間使用 ) の危険性と有益性ii. 体外式カテーテルの使用による局所合併症 ( 例 : 皮膚浸軟、包茎 ) の危険性iii. 仙骨部または会陰部の創傷を管理するための尿道カテーテルの適正使用b. 術後患者における継続使用に関する適切な適応と関連危険性3. 消毒薬a. カテーテル挿入前の尿道口周囲洗浄のための消毒薬と滅菌液の使用の比較b. CAUTI 予防のための消毒薬 ( 例 :メテナミン) の使用4. 尿道留置カテーテルとバッグ排尿の代替法a. 長期留置カテーテルの代替としての恥骨上カテーテルの危険性と有益性b. 膀胱出口部閉塞のある特定の患者での留置カテーテルの代替としての尿道ステントの使用22< 日本語訳 > Ⅳ. 追加研究に関する勧告