ブックタイトルカテーテル関連尿路感染の予防のためのCDCガイドライン 2009|株式会社メディコン

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概要

カテーテル関連尿路感染の予防のためのCDCガイドライン 2009|株式会社メディコン

VI. 範囲と目的本ガイドラインは、CDC の『尿道カテーテルにおける感染の予防のためのガイドライン』(1981 年発表 ) を更新・拡大するものである。改訂ガイドラインでは、医療施設において短期または長期 (>30 日 ) に尿道カテーテルの留置を必要とする患者のためのCAUTI 予防を扱い、間欠導尿、体外式カテーテル、恥骨上カテーテルを含む代替排尿法に関するエビデンスを評価している。また、導入、実践評価、サーベイランス戦略に関する個別勧告を含んでいる。更に、文献レビュー時に確認された CAUTI 予防における知識のギャップに対処するため、追加研究の勧告も掲載している。CAUTI 予防についてのエビデンスを評価するために、次の 3 つの重要な疑問点とその関連する下位疑問点を扱っているデータを考察した。1. 誰が尿道カテーテルを必要とするか ?A. いつ尿道カテーテル留置が必要か ?B. CAUTI の危険性因子は何か ?C. 尿道カテーテルに関連した死亡の危険性が最も高いのはどのような集団か ?2. 尿道カテーテルが必要であると考えられる人にとってベストプラクティスは何か ? すなわち、次に関連する危険性と有益性は何か ?A. カテーテル留置に対する各種のアプローチB. 各種のカテーテルまたは導尿システムC. 各種のカテーテル管理法D. 各種のシステム介入 ( 質改善プログラム)3. 閉塞した尿道カテーテルに関連した CAUTI を予防するためのベストプラクティスは何か ?本書は「感染予防担当者」「医療疫学担当者」「医療管理者」「看護師」「その他の医療提供者」「一連のケア全般にわたる医療環境向けの感染対策プログラムを開発、導入、評価する責任がある者」を対象としている。更に、CAUTI 予防に関する詳細な実施ガイダンスの策定を考えている学会や団体にとっての情報源として使用することもできる。< 日本語訳 > Ⅵ. 範囲と目的27