ブックタイトルカテーテル関連尿路感染の予防のためのCDCガイドライン 2009|株式会社メディコン

ページ
44/120

このページは カテーテル関連尿路感染の予防のためのCDCガイドライン 2009|株式会社メディコン の電子ブックに掲載されている44ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

カテーテル関連尿路感染の予防のためのCDCガイドライン 2009|株式会社メディコン

エビデンスレビュー表 2A. カテーテル留置への異なるアプローチに関連する危険性と有益性は何か ?2A.1. 尿閉または膀胱出口部閉塞ない協力的な男性患者では尿道留置カテーテルの代替法として体外式カテーテルの使用を検討する。(カテゴリーII)2A.2.a. 排尿機能障害の患者では間欠導尿法は、尿道留置カテーテルや恥骨上カテーテルよりも望ましい。(カテゴリーII)2A.2.b. 間欠導尿法を用いるなら、膀胱の過膨張の予防のために定期的に導尿する。(カテゴリーIB)2A.2.c. 留置カテーテルの適応となる手術患者であっても、継続使用について適切な適応がない限り、術後できるだけ早くカテーテルを抜去する (24 時間以内が望ましい )。(カテゴリーIB)*2A.4. 短期または長期カテーテル留置を必要とする特定の患者における、尿道留置カテーテルの代替としての恥骨上カテーテルの危険性と有益性について、特にカテーテル挿入またはカテーテル部位に関連した合併症については、追加研究が必要である。( 勧告なし / 未解決問題 )2A.5. 非急性期施設においては、間欠導尿の清潔手技 ( 非無菌手技 ) は許容可能であり、長期に間欠導尿を必要とする患者においては、無菌手技に代わる妥当かつより実践的な手法である。(カテゴリーIA)* 詳しいデータは Q2C に掲載。Q2B. 各種のカテーテルまたは導尿システムに関連する危険性と有益性は何か ?有効データでは、各種カテーテルまたは導尿システムについて以下の比較を調査していた。1. 「抗菌薬 / 消毒薬含有カテーテル」vs.「標準カテーテル」a. 「銀被覆カテーテル」vs.「標準カテーテル」b. 「ニトロフラゾン含浸カテーテル」vs.「標準カテーテル」2. 「親水性カテーテル」vs.「標準カテーテル」3. 「閉鎖式導尿システム」vs.「開放式導尿システム」4. 「複合型導尿システム」vs.「簡易型導尿システム」5. 「事前接続 / 密閉式カテーテル」vs.「標準カテーテル」6. 「カテーテルバルブ」vs.「カテーテルバッグ」すべての比較に関して、CAUTI アウトカムのほか、各種カテーテルまたは導尿システムの危険性と有益性を比較検討するのに肝要な他のアウトカムについて検討した。この< 日本語訳 > Ⅷ.エビデンスレビュー41