ブックタイトルカテーテル関連尿路感染の予防のためのCDCガイドライン 2009|株式会社メディコン
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カテーテル関連尿路感染の予防のためのCDCガイドライン 2009|株式会社メディコン
Q2C.12. 尿量測定低質エビデンスが、間欠導尿患者において尿量を測定するために携帯超音波を使う有益性を示唆した 229,230 。この根拠は、カテーテル留置の減少であるが、不特定 UTI の危険性において差異は報告されなかった。研究対象の患者は、入院患者リハビリテーションセンターの神経因性膀胱のある成人患者であった。我々の検索では、他の環境でのカテーテル留置患者における超音波使用についてのデータはみつからなかった。エビデンスレビュー表 2C. 各種カテーテル管理法に関連する危険性と有益性は何か ?2C.1. 臨床的な適応 ( 例 : 泌尿器科手術後のカテーテル抜去時に細菌尿がみられる患者など ) でない限り、短期または長期のカテーテル留置を必要とする患者において、UTI を予防するために抗菌薬の全身投与を常用しない。(カテゴリーIB)2C.2.a. 短期でカテーテル留置を必要とする患者において、UTI 予防するための尿路消毒薬 ( 例 :メテナミン) の使用については、追加研究が必要である。( 勧告なし / 未解決問題 )2C.2.b. 閉塞の危険性が高い、長期留置カテーテルが必要な患者における、痂皮形成予防のためのメテナミンの使用については、追加研究が必要である。( 勧告なし / 未解決問題 )2C.3.a. カテーテルの閉塞が予測されない限り膀胱洗浄は推奨しない。( 例 : 前立腺手術や膀胱手術後に出血するかもしれないような場合に限り膀胱洗浄する )(カテゴリーII)2C.3.b. 抗菌薬を使用した膀胱の定期的な洗浄は推奨しない。(カテゴリーII)2C.4. 消毒薬または抗菌薬の溶液を採尿バッグに日常的に注入することは推奨しない。(カテゴリーII)2C.5.a. カテーテル留置中に CAUTI 予防のために消毒薬で尿道口周囲を洗浄しない。日常的な衛生管理 ( 例 : 毎日の入浴時の尿道面の洗浄 ) が適正である。(カテゴリーIB)2C.5.b. カテーテル挿入前の尿道口周囲の洗浄に消毒薬を使用するか滅菌液または生理食塩水を使用するかについては、追加研究が必要である。( 勧告なし /未解決問題 )2C.6. 定期的な間隔で尿道留置カテーテルまたは採尿バッグの交換は推奨しない。むしろ、感染や閉塞のような臨床的な適応に基づくか、閉鎖式システムが損なわれたときにカテーテルと採尿バッグを交換することを勧める。(カテゴリーII)日本語訳48< 日本語訳 > Ⅷ.エビデンスレビュー