ブックタイトルカテーテル関連尿路感染の予防のためのCDCガイドライン 2009|株式会社メディコン

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概要

カテーテル関連尿路感染の予防のためのCDCガイドライン 2009|株式会社メディコン

性微生物の伝播の危険性が減少したことであった。Q2D.6. 「カテーテルチーム」vs.「自己導尿」超低質エビデンスは、間欠導尿を必要とする患者の間で CAUTI 予防のためのカテーテルチームの有益性を示唆しなかった 274 。この根拠は、対麻痺患者での間欠導尿法に関してカテーテルケアチームと自己導尿との間で不特定 UTI に差異がないことを示す 1 件の研究であった。Q2D.7. フィードバック超低質エビデンスが、CAUTI 予防のために看護フィードバックを使用する有益性を示唆した 275 。この根拠は、看護職員が部門別の CAUTI 発生率の定期報告を受ける介入で、不特定 UTI 危険性が減少したことであった。Q2D.8. 看護師指導下のカテーテル抜去超低質エビデンスが、CAUTI 予防のための看護師指導下のカテーテル抜去プログラムの有益性を示唆した 276 。この根拠は、医学的に不要になったときに医師の指図がなくても正看護婦がカテーテルを抜去できる基準を策定した介入で、不特定 UTI 危険性が減少したことであった。介入が導入された 3 つの集中治療室のうち、差異が有意だったのは冠状動脈集中治療室だけだった。エビデンスレビュー表 2D. 各種システム介入に関連する危険性と有益性は何か ?2D.1.a. 医療従事者とその他のカテーテルを管理する者が、尿道カテーテルの挿入・維持・抜去の方法と手順に関して定期的な実務訓練を受けるようにする。(カテゴリーIB)2D.1.b. 尿道留置カテーテルの適正使用の強化と、施設の危険性の評価に基づくCAUTI の危険性を低減するために、医療の質改善 (QI)プログラムまたは対策を導入する。(カテゴリーIB)効果が実証されているプログラムの例1. 尿道カテーテルを留置している全患者を特定して、カテーテル留置継続の要否を評価するための警告または注意喚起のシステム2. 不要な尿道カテーテルの看護師指導下での抜去のためのガイドラインとプロトコール3. 適正使用、手指衛生、カテーテルケアに関する教育と実践フィードバック4. 以下のような適正な術中カテーテル管理のためのガイドラインとアルゴリズム< 日本語訳 > Ⅷ.エビデンスレビュー 51