ブックタイトル血管内留置カテーテル由来感染の予防のためのCDCガイドライン 2011|株式会社メディコン

ページ
13/74

このページは 血管内留置カテーテル由来感染の予防のためのCDCガイドライン 2011|株式会社メディコン の電子ブックに掲載されている13ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

血管内留置カテーテル由来感染の予防のためのCDCガイドライン 2011|株式会社メディコン

抗菌薬/抗菌物質配合の軟膏ポビドンヨード配合の軟膏またはバシトラシン/ネオマイシン/ポリミキシンB軟膏は、製造元の推奨による血液透析カテーテルの材質との相互作用がない場合に限り、カテーテル挿入後と各透析終了後にカテーテル穿刺部位に使用する[59, 115?119]。カテゴリーIB抗菌薬ロック法、抗菌薬カテーテルフラッシュ、カテーテルロック法予防抗菌薬ロック液は、無菌操作が最適最大限に徹底されているにもかかわらず複数回CRBSIの既往歴を持つ長期カテーテル留置患者で使用する[120?138]。カテゴリーII抗凝固剤一般患者集団でカテーテル由来感染リスクを減らすために抗凝固療法をルーチンに使用しない[139]。カテゴリーII末梢・ミッドラインカテーテルの交換1.成人患者では、末梢カテーテルは、感染と静脈炎のリスクを減らすために、72~96時間毎を超える頻度で交換する必要はない[36, 140, 141]。カテゴリーIB2.臨床上必要なときに限った成人患者での末梢カテーテルの交換に関して勧告はなされていない[142?144]。未解決問題3.小児患者では、末梢カテーテルは、臨床的に必要なときに限り交換する[32, 33]。カテゴリーIB4.ミッドラインカテーテルは、特定の徴候があるときに限り交換する。カテゴリーIICVC(PICCと血液透析カテーテルを含む)の交換1. CVC、PICC、血液透析カテーテル、肺動脈カテーテルは、カテーテル由来感染を予防するためにルーチンに交換しない。カテゴリーIB2. CVCやPICCは発熱だけで抜去しない。感染が他で明らかになっている場合や、発熱の非感染性原因が疑われる場合、カテーテル抜去の妥当性に関して臨床判断を用いる。カテゴリーII3.ガイドワイヤー交換は、感染を予防するために非トンネル型カテーテルに関してルーチンに行わない。カテゴリーIB4.ガイドワイヤー交換は、感染が疑われる非トンネル型カテーテルを交換するために行わない。カテゴリーIB5.ガイドワイヤー交換は、感染のエビデンスが存在しない場合において、機能不全の非トンネル型カテーテルを交換するのに行う。カテゴリーIB6.ガイドワイヤー交換を行うとき、新しいカテーテルを取り扱う前に、新しい滅菌手袋を使用する。カテゴリーII10