ブックタイトル血管内留置カテーテル由来感染の予防のためのCDCガイドライン 2011|株式会社メディコン

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概要

血管内留置カテーテル由来感染の予防のためのCDCガイドライン 2011|株式会社メディコン

9.トランスデューサは、使い捨てタイプも再使用可能タイプも、96時間で交換する。トランスデューサ交換時には、システムの他の構成品(連結管、持続フラッシュ器具、フラッシュ溶液を含む)も交換する[37, 161]。カテゴリーIB10.血圧モニタリングシステム(較正器具、フラッシュ溶液を含む)の構成品はすべて無菌に維持する[160, 169?171]。カテゴリーIA11.血圧モニタリングシステムの操作回数とシステムへの進入を最小限に抑える。血圧モニタリングカテーテルの開通性を維持するために、開放式(シリンジと三方活栓を必要とするもの)ではなく、閉鎖式フラッシュシステム(持続フラッシュ)を使用する[163, 172]。カテゴリーII12.三方活栓ではなくダイヤフラムを通して血圧モニタリングシステムにアクセスするとき、アクセス前にダイヤフラムを適切な消毒薬でスクラブする[163]。カテゴリーIA13.血圧モニタリング回路を通してブドウ糖含有溶液や中心静脈栄養輸液(TPN)を投与しない[163, 173, 174]。カテゴリーIA14.使い捨てタイプのトランスデューサが使用できない場合、再使用可能タイプのトランスデューサを製造元の説明書に従って滅菌する[163, 173?176]。カテゴリーIA点滴セットの交換1.血液、血液製剤、脂肪乳剤の投与を受けていない患者では、継続使用されている点滴セット(2次セット、追加器具を含む)は、96時間間隔を超えない頻度で交換しなければならないが[177]、少なくとも7日ごとには交換する必要がある[178?181]。カテゴリーIA2.断続使用の点滴セットを交換する頻度に関して勧告することができない。未解決問題3.皮下埋め込み型ポートにアクセスするための針の交換頻度に関して勧告することができない。未解決問題4.血液、血液製剤または脂肪乳剤(アミノ酸やブドウ糖と組み合わせた三種混合注入、または単独注入するもの)を投与するのに用いられる点滴ラインは、点滴開始から24時間以内に交換する[182?185]。カテゴリーIB5.バイアルを交換するとき、プロポフォール注入液の投与に使用する点滴ラインは、製造元の推奨どおりに、6時間または12時間ごとに交換する(FDAウェブサイト「Medwatch」)[186]。カテゴリーIA6.皮下埋め込み型ポートにアクセスするために使用される針を留置する期間に関して勧告することはできない。未解決問題ニードルレス血管内留置カテーテルシステム1.ニードルレス構成品は、少なくとも点滴セットと同程度の頻度で交換する。72時間間隔を超える頻度での交換にはメリットがない[39, 187?193]。カテゴリーII2.ニードルレスコネクタは、感染率低減の目的で、72時間毎よりも頻回にならないようにまたは製造元の推奨に従って交換する[187, 189, 192, 193]。カテゴリーII3.システムの全構成品が漏れと破断を最小限に抑えるために互換性があることを確認する[194]。カテゴリーII12