ブックタイトル血管内留置カテーテル由来感染の予防のためのCDCガイドライン 2011|株式会社メディコン

ページ
31/74

このページは 血管内留置カテーテル由来感染の予防のためのCDCガイドライン 2011|株式会社メディコン の電子ブックに掲載されている31ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

血管内留置カテーテル由来感染の予防のためのCDCガイドライン 2011|株式会社メディコン

カテーテル固定器具勧告血管内留置カテーテルに伴う感染リスクを減らすために無縫合式固定器具を使用する[105]。カテゴリーII背景カテーテルの固定は、静脈炎やカテーテルの移動・位置異常のリスクを低減する介入として認識されているが、CRBSI予防においても有益かもしれない。CRBSIの病因は、経皮挿入部位を通る皮膚常在菌叢の移動により起こる。無縫合固定器具はカテーテル挿入部位周辺の欠損を回避し、細菌コロニー形成の程度を低下させると考えられる[105]。また、無縫合固定器具を使用することにより、不注意による針刺しによる医療従事者の鋭利物損傷のリスクも低減する。28