ブックタイトル血管内留置カテーテル由来感染の予防のためのCDCガイドライン 2011|株式会社メディコン

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概要

血管内留置カテーテル由来感染の予防のためのCDCガイドライン 2011|株式会社メディコン

に低下し66%減であったこと[69]、そして、しばらく減少が維持されたこと[369]を報告している。追跡とフィードバックのためのプロセスとアウトカムの個別指標(すなわち、中心ライン感染率、留置される中心ラインの割合、実施・記録された全措置または個々のバンドル措置)については、業務改善の対象とされた分野に基づいて各機関で特定する必要がある。最後に、留置時のカテーテルのケアと維持管理の重点化では、あらゆるプログラムにおいて業務改善と質の保証に主眼を置かなければならない。CVC挿入後ケアについての実践と従事者の知識を評価して、改善の余地があるCVCケアの側面を特定する研究では、挿入後ケアを改善できる機会がいくつか明らかにされた[370]。データは合計721カテーテル日の患者106人でのCVC 151本から記録された。全体でケア違反323件が特定され、過失率は44.8%であった。ICUと非ICU病棟との間に有意差が見られた。ドレッシングの緩みおよびキャップとインジェクション接続不良等がCVCケアでの主たる過失として特定され、それぞれ1,000カテーテル日あたり158件と156件の違反があった。ケアの信頼性を改善する介入では、ベストプラクティスの実施を容易にすることに焦点を定めなければならない。47